図工でわりピンを使った工作をするとき、
子どもたちは「何を作ろうかな?」と考えるところからスタートします。
でも、いきなり紙で作り始めると、
「どこが動くとおもしろいかな?」
「どんな形なら動きが楽しくなるかな?」
という発想が広がりにくいこともあります。
わりピンワールドは、先生が図工の導入で使い、
子どもたちの「作ってみたい!」を引き出すためのWEBアプリです。
画面上で簡単なパーツを描き、ピンをつけて動かしてみることで、
作品づくりのアイディアを広げることができます。
【使い方】わりピンワールド
まず、画面右下の 「資料箱」 を開きます。
資料箱では、ペンや図形を使って、簡単なパーツを描くことができます。
丸、三角、四角を組み合わせるだけでも、羽、手足、しっぽ、車輪、花びらなど、いろいろな形が作れます。
描いた絵は 「パーツにする」 ボタンで画面に置くことができます。
置いたパーツは、指やマウスで動かして位置を決めます。
次に、ピンをつけて動かしてみます。
このアプリでは、発想を広げるために、動き方を3種類から選べます。
- 360°:ぐるぐる回る動き
- 180°:大きく行ったり来たりする動き
- 60°:小さくゆれる動き
実際の工作では、紙の形や重なり方、ピンの位置によって動き方が変わります。
アプリのように、ぴったり「60°」「180°」と動く範囲を決められるわけではありません。
でも、導入ではそれで大丈夫です。
大切なのは、
「ぐるぐる動いたら何が作れそう?」
「ゆらゆら動くなら、どんな作品にできそう?」
「手足が動くと、どんなポーズになるかな?」
と考えることです。
画面上で動きを見ながら、子どもたちのアイディアを広げることができます。
授業での使い方の例
先生が電子黒板に映して、
「この丸いパーツがぐるぐる回ったら、何に見える?」
と問いかけます。
子どもたちからは、
- 車のタイヤ
- 風車
- ロボットの腕
- 動物のしっぽ
- 鳥の羽
- 花びら
- 魚のひれ
など、いろいろなアイディアが出てくるかもしれません。
次に、ピンの位置を少し変えてみます。
すると、同じパーツでも動き方の見え方が変わります。
「中心につけるとどうなる?」
「端につけるとどうなる?」
「小さくゆれるだけでも、おもしろい動きになるかな?」
このように、実際に作る前に、動きから作品を考えることができます。
このアプリで大切にしたいこと
このアプリは、完成作品を正確にシミュレーションするためのものではありません。
紙の厚さ、重なり方、わりピンの止め方、パーツの形によって、
実際の工作では動き方が変わります。
そのため、アプリで見た動きと、実際の作品の動きがまったく同じになるとは限りません。
でも、図工の導入では、
「正確に再現すること」よりも、
「作りたいものを思いつくこと」
「動きの面白さに気づくこと」
「試してみたい気持ちをもつこと」
が大切です。
わりピンワールドは、そのための発想支援アプリです。
まとめ
- わりピン工作の導入で、子どもの発想を広げられる
- パーツを描いて、動き方を画面上で試せる
- ぐるぐる、ゆらゆらなどの動きから作品を考えられる
- 実際の工作とは動き方が違う場合もあるが、アイディアづくりに使いやすい
- 電子黒板に映して、クラス全体で「何を作ろう?」を考えられる
動きから考えると、作品のアイディアはどんどん広がります。
「こんなの作ってみたい!」という気持ちを大切にしながら、楽しく工作につなげていきましょう。



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